(浜田青陵 著「エジプト雑記」文藝春秋、昭和4年より)
カイロの騷がしい埃の町、出迎へて呉れた案内者サラーも宿屋の感じも、私達に所謂「オリエント」の惡い方面ばかりを印せしめた。此の遊覽地本位の市の、旅客に接する土人と埃及居住者とは、「ホテル」の番頭、給仕人、案内者、商店員と言はず、凡てがたゞ出來る丈けの利益を短時間のうちに占めようと考へ、其の極禮儀や節制をさへ失つてゐるらしく、此の金錢關係以外に、我々と彼等との間に何等人間的の交渉は成立してゐない。

2010年4月22日木曜日

読売・BBC調査「世界に良い影響を与えている国」

この調査は17カ国について評価を聞いて、「良い影響」と「悪い影響」を調べたもので、日本の良い影響の評価は53%で、ドイツの59%に次いで第2位でした。

エジプトでの同調査は、カイロ、ギザ、ショブラルヘーマで実施されたのですが、エジプト人が思う「良い影響」を与える国は次の通りでした。アフリカ大陸に進出している中国経済のせいか、中国が強いです。エジプトでの日本の評価は世界平均より低いということ。アメリカとイスラエルは予想通り弱し。

中国   82%
ロシア  78%
イラン  62%
イギリス 45%
日本語  45%
フランス 42%
EU   40%
インド  35%
ブラジル 34%
北朝鮮  28%
アメリカ 16%
ドイツ  16%
パキスタン 5%
イスラエル 5%

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