(浜田青陵 著「エジプト雑記」文藝春秋、昭和4年より)
カイロの騷がしい埃の町、出迎へて呉れた案内者サラーも宿屋の感じも、私達に所謂「オリエント」の惡い方面ばかりを印せしめた。此の遊覽地本位の市の、旅客に接する土人と埃及居住者とは、「ホテル」の番頭、給仕人、案内者、商店員と言はず、凡てがたゞ出來る丈けの利益を短時間のうちに占めようと考へ、其の極禮儀や節制をさへ失つてゐるらしく、此の金錢關係以外に、我々と彼等との間に何等人間的の交渉は成立してゐない。

2010年7月16日金曜日

日本人の見たエジプトのイメージ

7月15日(木)に東京の成蹊大学、「教材研究1」のクラスで行った活動の結果です。括弧内のコメントを書いた担当の先生は、オニギリです。活動には、アインシャムス大学日本語学科のアハマドちゃんが参加。














アハマっちゃん(通称ハマサー)とオニギリ先生。
アインシャムス大学外国語学部の入り口で。





























































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西洋近代文化(せいようきんだいぶんか):ビル(がい)、マクドナルド
動物(どうぶつ)クロコダイル、サソリ(砂漠(さばく)にはいる)、ライオン、ガームース(水牛(すいぎゅう))、
   ラクダ
植物(しょくぶつ)自然(しぜん):モロヘイヤ、サボテン(アフリカ大陸にはサボテンは自然に()
ません)、ナイル川、石油(せきゆ)砂漠(さばく)
歴史(れきし):ファラオ、スフィンクス、クレオパトラ、ピラミッド
文化(ぶんか)魔法(まほう)のランプ、ジン、アラウディン


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人物(じんぶつ):さわやかハニーちゃん、さわやかラナちゃん、まつげ(が(なが)い)、
   目が大きい、(かお)()
動物(どうぶつ):ラクダ、ヘビ、ぞう、サソリ(砂漠にはいる)、笛腰(ふえごし)
自然(しぜん):ナイル川、砂漠(さばく)45()
飲食物(いんしょくぶつ):ビール(ステラ・サッカーラ・マイスター10%など)、ワイン(オベ
    リスク・オマルハイヤーム・シェヘラザード・アイーダなど)、(まめ)
    さかな
風俗(ふうぞく)ターバン(インドです)、(かわ)(あら)う(インドだっつーの!)
イスラム(きょう):ぶた(を食べません)、メッカ(サウジアラビアです)
気候(きこう)(あつ)い、太陽(たいよう)
エジプト文明(ぶんめい):ツタンカーメン、クレオパトラ、ピラミッド、スフィンクス、
       ミイラ
その(ほか):アフリカ、(きん)図書館(としょかん)時間(じかん)にルーズ、商人(しょうにん)、川で洗う


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人物(じんぶつ):ハニー
自然(しぜん)砂漠(さばく)、ナイル川、オアシス
歴史(れきし):ミイラ、ピラミッド、スフィンクス、パピルス、クレオパトラ、
  イギリス(りょう)
動物(どうぶつ):ラクダ、
イスラム(きょう):モスク(イスラム教の教会(きょうかい)
言語(げんご):アラビア語
その(ほか):サトウキビ、エジプトタバコ(水パイプ=シーシャ?)、
    ケンタッキー(エジプトの鳥はおいしい。ドッキという町には聾唖者(ろうあしゃ)
    だけが(はたら)いているケンタッキーがある)、ターバン(インドです)、
    アラジン(架空(かくう)人物(じんぶつ)なのでどこの国の人かわからない)


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Food:ケンタッキー(砂漠(さばく)の前に店がある。エジプト人はそれを自然(しぜん)()()
  ている。(とく)問題(もんだい)ではない)、(はと)(を()う。お(なか)(こめ)()めた料理(りょうり)など)
ANIMAL:ラクダ、サソリ(砂漠(さばく)にはいる)
HISTORY:ミイラ、ツタンカーメン、クレオパトラ、Sphinx, BOAT(むかし)
     あった), ヒエログリフ、World heritage, 植民地(しょくみんち)(English Colony)
     壁画(へきが)
NATURE: ナイル川、オアシス、砂漠(さばく)OIL、ギザ地区(ちく)SUNhot
     ゴビ砂漠(さばく)(これはモンゴルです)






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歴史(れきし):エジプト文明(ぶんめい)、ピラミッド、クレオパトラ、スフィンクス
自然(しぜん):ナイル川、(あつ)い、乾燥(かんそう)熱帯(ねったい)、さばく、サボテン(アフリカ大陸(たいりく)自然(しぜん)
   サボテンは()えない)、オアシス、
建物(たてもの):モスク(イスラム(きょう)教会(きょうかい))、ケンタッキー(エジプトのケンタッキー
   は本当(ほんとう)においしい)
動物(どうぶつ):ラクダ、ヘビ、ピラニア(ブラジルです)、ワニ
人々(ひとびと)ターバン(インドです)、はっぱのうちわ奴隷(どれい)がクレオパトラとかを
   (あお)いでいるイメージのやつ?ないと思います)、
   お金持ち(貧乏人(びんぼうにん)もいます)、石油王(サウジアラビア、バハレーン、
   クウェート、カタール、UAEだけにいます。エジプトにはいません)、
   宝石商(ほうせきしょう)(それほど多くない)、商人(しょうにん)(そこまでガッツはありません)、
   理系(りけい)(?)
その他:じゅうたん(あるけどトルコ、イランの方が有名)、アラジン架空(かくう)
    人物なので国はわかりませんね)

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自然(しぜん)砂漠(さばく)
歴史(れきし)太陽神(たいようしん)、パピルス、クレオパトラ、ミイラ、ツタンカーメン
その他:(まめ)、イスラム(きょう)、アラブ人、(たから)(どんなものですか?)





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自然(しぜん):アフリカ、(あつ)い、ナイル川、砂嵐(すなあらし)直角(ちょっかく)(エジプトの(かたち))、オアシス、
   砂漠(さばく)石油(せきゆ)
歴史(れきし):ミイラ、スフィンクス、ツタンカーメン、ピラミッド、ヒエログラフ、
   太陽神(たいようしん)、ファラオ(たから)、クレオパトラ、スカラベ、アラジン、盗賊(とうぞく)
   アラジンも盗賊(とうぞく)物語(ものがたり)の中の登場人物(とうじょうじんぶつ)なので国はわかりません)
どんな国?:(ゆめ)のような国、最高(さいこう)の国、天才(てんさい)の国、太陽(たいよう)の国、()い国、
社会(しゃかい)風俗(ふうぞく)カースト制度(せいど)(インドです)、イスラム教、ターバン(インドだよ)
     観光地(かんこうち)
その他:ハムナプトラ、よみがえり、ヌビア博物館(はくぶつかん)、ラクダ、フンコロガシ、
   たーちゃん(?)、宇宙人(うちゅうじん)古代(こだい)エジプト人は(じつ)宇宙人(うちゅうじん)だったとか?)、
   ケンタッキー(エジプトおケンタッキーはおいしいので食べてね)」





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()(もの)phoenix不死鳥(ふしちょう)(もと)はエジプト神話(しんわ)。よく知ってるねえ!)、ラクダ、
    コガネムシ、へび、ワニ
歴史(れきし):パピルス、ネフェルティティ、ツタンカーメン、アメンホテプ、ミイラ、
   死者(ししゃ)(しょ)sarcophagus石棺(せっかん))、イクナートン、ロゼッタストーン、
   スフィンクス、ピラミッド、アヌビス(犬の形をした神様(かみさま))、オシリス、
   アトン、ラー
自然(しぜん)運河(うんが)砂漠(さばく)、ナイル川
大学:アインシャムス大学、カイロ大学
その他:ナツメ、アレクサンドリア、アラビア語





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歴史(れきし):メンフィス、テーベ、アメンホテプ4世、ミイラ、ラメス2世、
  ツタンカーメン、ネフェルティティ、アンク(ANKH=エジプト十字(じゅうじ)
   生命(せいめい)象徴(しょうちょう))、アトン神、多神教(たしんきょう)太陽神(たいようしん)ラー、ラムセス、ファラオ、
   ユリウス・カエサル、アントニウス、
  クレオパトラ、ロゼッタストーン、ナポレオン
遺跡(いせき):ピラミッド、王家(おうけ)(はか)、スフィンクス
戦争(せんそう)中東戦争(ちゅうとうせんそう)、サダト、ナセル
イメージ:ナイル川、ラクダ、蛇遣(へびつか)(インドです)、アラジン(架空(かくう)の人物
     なので国は不明(ふめい))、アッラー、壁画(へきが)ターバン(だからインド人だ!)
     砂漠(さばく)、暑い


2010年7月8日木曜日

マラヤ大学一行の訪問

本ブログは「出張日誌」なのですが、出張が終わってからも続けてしまっています。日記をつける習慣も趣味もないのですが、今後は、出張と国際交流関係を中心に更新するつもりです。

6月22日にマラヤ大学東アジア学科のザカリア氏と学生23名が、イスマイールの職場、○浜○立大学を訪れました。













マラヤ大学とは、交流協定の手続きが進んでいます。今年は間に合いませんが、来年からは、学生の交流ができるでしょう。

マラヤ大と言えば、2009年3月に招聘してくださいました。下が当時のポスターです。直前に同じマレーシアのサバ州に用事があったため、日本からではなく、ボルネオ島からマレー半島への出張でした。

イスマイールは、この講演に紋付袴で出向き、講演の最後には居合の演武を行いました。そのため、日本から居合刀を持参したのですが、サバ州のコタキナバルの空港でマレーシア入国した際に早速トラブル。これから、コタキナバル>クアラルンプール>コタキナバル>コタキナバル(帰国前)使う身としては、これだけの数のトラブルがあるわけで、うんざり。そこで、マラヤ大学に連絡して、「文化交流理由で模擬刀を持ち歩く日本人に格段の配慮をお願いします」という手紙をマレー語で書いてもらいました。連絡からPDF受信まで、1日もかからなかったので、マラヤ大学の仕事の速さに驚愕しました。その時の手紙です。これを水戸黄門の印籠のように各空港で見せながらの出張でした。