(浜田青陵 著「エジプト雑記」文藝春秋、昭和4年より)
カイロの騷がしい埃の町、出迎へて呉れた案内者サラーも宿屋の感じも、私達に所謂「オリエント」の惡い方面ばかりを印せしめた。此の遊覽地本位の市の、旅客に接する土人と埃及居住者とは、「ホテル」の番頭、給仕人、案内者、商店員と言はず、凡てがたゞ出來る丈けの利益を短時間のうちに占めようと考へ、其の極禮儀や節制をさへ失つてゐるらしく、此の金錢關係以外に、我々と彼等との間に何等人間的の交渉は成立してゐない。

2010年4月18日日曜日

アインシャムス大学日本語学科

しばらく授業準備と執筆活動で夜更かし・睡眠不足生活が続いていて、ブログ更新をするヒマがなかったのですが、日本の恵鈴(娘)にせっつかれたのでアップしておきます。

アインシャムス大学日本語学科の先生たちと、ナイル川中洲のゲジーラ島ザマーレク地区の韓国料理店HANAに行ってきました。中央のK先生ご夫妻が帰国されるので送別会です。写真は無断掲載してしまいましたが、ご指摘があったら取り下げます。

HANAは居酒屋的雰囲気の中、韓国料理や日本料理が食べられるので在カイロ邦人に大人気です。集合前に久しぶりに、カイロアメリカ大学の本屋とディーワンというモダンな本屋をのぞいてみました。アメ大がエジプト方言の各レベルの教科書を出版していましたが、自分でもやや同じ系統の教科書を執筆中なので、帰国前に買いに来なくちゃ。
















次はクロちゃんのシルエットです。

僕の特等席だニャ。




こうやって、ご飯をくれるのを待ってます。






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