(浜田青陵 著「エジプト雑記」文藝春秋、昭和4年より)
カイロの騷がしい埃の町、出迎へて呉れた案内者サラーも宿屋の感じも、私達に所謂「オリエント」の惡い方面ばかりを印せしめた。此の遊覽地本位の市の、旅客に接する土人と埃及居住者とは、「ホテル」の番頭、給仕人、案内者、商店員と言はず、凡てがたゞ出來る丈けの利益を短時間のうちに占めようと考へ、其の極禮儀や節制をさへ失つてゐるらしく、此の金錢關係以外に、我々と彼等との間に何等人間的の交渉は成立してゐない。

2010年2月19日金曜日

カイロのストリートマップ

カイロの地図と定番といえば、カイロアメリカン大学(AUC)出版の「Cairo Maps: the Practical Guide」。ところが使い勝手はすこぶる悪い。掲載されていない地区が多すぎるし、ページとページのつながりが悪いんです。例えば、自宅からA地点までの道をたどろうとする場合、ページの端まできて他のページに移ると、今までたどってきた道がどれかわかりずらいんです。

そこで、インターネットにもつながったところで、iPod TouchにNetworking 2.0社の Cairo Offline Street Mapをダウンロードしてみました。¥600円です。全地区を網羅しているので結構使えます。

0 件のコメント:

コメントを投稿