(浜田青陵 著「エジプト雑記」文藝春秋、昭和4年より)
カイロの騷がしい埃の町、出迎へて呉れた案内者サラーも宿屋の感じも、私達に所謂「オリエント」の惡い方面ばかりを印せしめた。此の遊覽地本位の市の、旅客に接する土人と埃及居住者とは、「ホテル」の番頭、給仕人、案内者、商店員と言はず、凡てがたゞ出來る丈けの利益を短時間のうちに占めようと考へ、其の極禮儀や節制をさへ失つてゐるらしく、此の金錢關係以外に、我々と彼等との間に何等人間的の交渉は成立してゐない。

2010年2月23日火曜日

仕事場

日本では何台あるかもわからないコンピューターに囲まれて仕事をしていました。ここカイロでも仕事場は大事。人間、異境の地に移っても、そこで少しでも慣れ親しんだ環境を再現するもの。

これは、アパートのダイニングテーブルを改造した仕事場です。MacBookとCanon iP90のどちらが壊れてもオシマイです。特に、MacBookよ。アップルストア渋谷のジーニャス・バーから2回も工場修理に送られたいわく付きの製品よ。しっかり頼むよ。
















こちらは、アインシャムス大の教員室です。ついたての裏の空間を、学科責任者のM先生と共有しています。日本人の先生方が7名いらっしゃいます。Y先生は数年来の知りあいです。他の先生方とはこれからお近づきできることでしょう。M先生はとても優しくていい人。Y先生も知的で感じのいい人。この「普通」にいい人というのが、日本の職場では少ない気がします。
















外国語学部の前にある売店で買ったランチです。ホットドッグみたいのは、パンに肉をはさんだシャワルマというアラブのスナックで133円。オーストラリア国立大学勤務時代は、しょっちゅう食べていたから嫌いなはずなし。ドリンクは1つ41円。


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