(浜田青陵 著「エジプト雑記」文藝春秋、昭和4年より)
カイロの騷がしい埃の町、出迎へて呉れた案内者サラーも宿屋の感じも、私達に所謂「オリエント」の惡い方面ばかりを印せしめた。此の遊覽地本位の市の、旅客に接する土人と埃及居住者とは、「ホテル」の番頭、給仕人、案内者、商店員と言はず、凡てがたゞ出來る丈けの利益を短時間のうちに占めようと考へ、其の極禮儀や節制をさへ失つてゐるらしく、此の金錢關係以外に、我々と彼等との間に何等人間的の交渉は成立してゐない。

2010年5月5日水曜日

كل حال يزول 「全ての状態は消えゆくものである」

この言葉、大学院のイナースさんから教えてもらいました。訳に自信はありませんが、物理学的でもあり哲学的でもあり、なるほどなと感心しました。今日で3ヶ月働いたアインシャムス大学ともお別れです。出張日誌は出張が終わったら終えようと思っていますが、なんか淋しい気分です。

4年生は、まだ期末試験が残っているものの、授業はすべて修了したので、402教室で自習パーティーを開きました。教員も招待してくれました。見よ、このケーキにみる解放感を!!それにしてもすごいコピー!!















この若者たちが明日のエジプトを支えていくんですね。卒業が決定してから就活をするそうです。お坊さんのモーメン君は大学院へ進むことを宣言しています。


















その後、立木先生と二人で3年生の茶話会に招待されました。中央は3年生のエミちゃんです。                    














男だけで記念撮影です。左から、立木先生、ルルちゃん、イスマイール、ハマサ。大学卒業後は、男性は兵役があるんです。     

後列左から、ノンナ、エミちゃん、イブちゃん。



前列中央にルルちゃんが加わりました。



ネクタイをプレゼントしてもらいました。ハマサ、ルルちゃん、ノンナ、エミちゃん、イブちゃん、本当にありがとう。たぶん今年の暮れか来春に会えると思います。












2 件のコメント:

  1. たいしょうへ
    送別会に出ていただいて、ありがとうございました。
    本当に楽しかったです。特に、先生の言葉は印象的で、意味が深くて、私たちを感動させました。
    たいしょうは卒論の発表に出られなくて、残念ですね。本当は出ていただきたかったんです。

    では、またいつか
    アヤ.サミ(チチャイ ユータ)

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  2. ユータなのですか?(誰、Samyって?)日本に帰国後はブログを見る時間もなく、返事が遅れてごめんなさい。発表会に出られなくてごめんなさい。エジプトのことは忘れていませんよ。政治が悪くても、私にとっては第二の祖国。今は、エジプトで日本研究学会をつくるように文部科学省に計画書を書いています。ユータ、夏に日本に来るんだったっけ?shohei@ynu.ac.jpに連絡してね 。

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