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(浜田青陵 著「エジプト雑記」文藝春秋、昭和4年より)
カイロの騷がしい埃の町、出迎へて呉れた案内者サラーも宿屋の感じも、私達に所謂「オリエント」の惡い方面ばかりを印せしめた。此の遊覽地本位の市の、旅客に接する土人と埃及居住者とは、「ホテル」の番頭、給仕人、案内者、商店員と言はず、凡てがたゞ出來る丈けの利益を短時間のうちに占めようと考へ、其の極禮儀や節制をさへ失つてゐるらしく、此の金錢關係以外に、我々と彼等との間に何等人間的の交渉は成立してゐない。
2010年5月6日木曜日
送別会
アパートを引き払ってからは、空港近くのホテル住まいなのですが、今日は国際交流基金の方々が送別会をしてくださり、市内の高級エジプト料理店「
アブッスィード
」で食事をしました。噂には聞いていましたが初めてです。レバーの前菜とタアメイヤ(豆コロッケ)が特に絶品でした。左から、佐藤副所長、松島先生、一人飛ばして、古屋所長、愛木先生。みなさま、大変お世話になりました。このご恩は忘れません。
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