(浜田青陵 著「エジプト雑記」文藝春秋、昭和4年より)
カイロの騷がしい埃の町、出迎へて呉れた案内者サラーも宿屋の感じも、私達に所謂「オリエント」の惡い方面ばかりを印せしめた。此の遊覽地本位の市の、旅客に接する土人と埃及居住者とは、「ホテル」の番頭、給仕人、案内者、商店員と言はず、凡てがたゞ出來る丈けの利益を短時間のうちに占めようと考へ、其の極禮儀や節制をさへ失つてゐるらしく、此の金錢關係以外に、我々と彼等との間に何等人間的の交渉は成立してゐない。

2010年8月1日日曜日

リビアへ行こう!!

8月6日にリビア出張に行く予定です。やっと「イスマイールの出張日誌」に相応しい内容が書けそうです。

リビア入国は面倒くさくて、パスポートの見開き部分の情報がアラビア語でも併記されていなければだめなんです。出張には3人で行きますが、面倒くさいんです。パスポートを外務省に持っていって、アラビア語併記用のスタンプを押してもらって、それにアラビア語訳を手書きで書き込むのです。

そのスタンプが出来てくるのが3日11時で、リビア人民部(大使館)が閉まるのが12時。それで、イスマイールが外務省に行って、アラビア語訳を書き込んで、人民部に直行します。無謀じゃないのかね、この計画。

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